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小説「願かけ桜」<広城京典 著>

伝説の桜に託した、純真な愛の軌跡

桜の木の下で座って本を読んでいる横から見たミサキ

願いをかけると叶う桜の木のお話は強く印象に残っています。

桜の木の下で座って本よ読んでいる正面からのミサキ

その桜は高田城址に立ち

桜の木の下で本を読んでいるミサキ

どの桜よりも早く咲き、どの桜よりも遅く花を散らす木で

桜の下で本を読んでいる正面からみたミサキ

開花した瞬間に恋の願いをかければ必ず成就すると言い伝わる

桜の木の下で木の方を向いて本を読んでいるミサキ

伝説の桜だそうです。

木の橋の手すりに寄りかかって本を読んでいるミサキ

神様は美しく崇高なものに宿り

森の中の道で本を持っているミサキ

伝説を作る癖があるともおっしゃっていました。

木の橋の手すりみ寄りかかって本を開いているミサキ

私は運命という言い訳を使い現実から逃げていたのかもしれません。

木の橋の中央で本を持って上を見上げているミサキ

踏み出す勇気さえあれば、思いは必ず形になる。

右手で桜の木に触りながら桜を見ているミサキ

私は絶対に負けない、負けるもんですか。

桜の木の下で木に触れながら遠くを見ているミサキ

自分はあなたのことを永遠に忘れます。
あなたも私のことは永遠に忘れてください。

桜の木の下で上の方を見ているミサキ

死んだ人の魂がこの世に未練を残さず天に昇る日が四十九日だって母が教えてくれました。

ベンチに座って本を開いているミサキ

なあ、浅田千春は一人で生きているわけじゃないだろう。
周りのいろんな人に助けられて支えられて生きているんじゃないのか?

桜の木の下で本を開いているミサキ

雪が桜の枝で凍り、まるで花を咲かせているようで

桜の木の下で座って木に寄りかかっているミサキ

とてもきれいだった。

桜の木を持って桜を見ているミサキ

小説「願かけ桜」より

GANKAKEZAKURA

願かけ桜

Gankakezakura

願かけ桜 広城京典 著

縁結びの神様が宿るといわれる高田公園の桜を中心に描かれる恋愛ストーリー。話の舞台がほぼ新潟なので、新潟県民であれば「あ、ここ知ってる。ここも知ってる」と親しみ深く読むことができる。「私は絶対に負けない、負けるもんですか」「踏み出す勇気さえあれば、思いは必ず形になる」と逆境にある自分の運命に心を折られることなく、あきらめずに人生を切り開いていく主人公がとても素敵で読むとポジティブになれる物語。
小説「願かけ桜」広城京典 著 (Parade books) 1,481円(税別)(有)文美堂書店にて絶賛販売中

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